ロボットスポーツ Robotic Sports ロボットスポーツ 人とロボットによる新たなスポーツ競技 誰もが競い、楽しみ、観戦する ロボットスポーツとは、ロボット技術を活用して競い合うスポーツ競技全般を指す新たなコンセプトです。これまでのロボット競技の蓄積の上に、スポーツやエンターテインメントとしての魅力を前面に打ち出し、誰もが自由にロボット競技を競い、楽しみ、観戦できるための新しい概念です。ロボットスポーツは、競技者(アスリート)としても観戦者(ファン)としても楽しめる大きな魅力を秘めた最高のコンテンツです。多様なロボットの造形や性能に魅了されるのはもちろん、勝利のために技術を磨き、チームで力を合わせ、ライバルと競い合うアスリートの姿はプロスポーツ選手に重なります。 一般社団法人ロボットスポーツ協会HP ロボットスポーツの特徴 ロボット競技の歴史は長く、競技の種目も多種多様です。ただこれまでのロボット競技の大半は教育や研究目的で行われているものでした。学生やアマチュアが主体で実施され、企業の参入や技術移転などは限られたものでした。そのため、一般的には認知度は低く、競技人口も決して多いとは言いづらく、アカデミックな分野に留まっていました。そのような背景にあって、RSAは世界に先駆けて「ロボットスポーツ」というコンセプトを提唱しています。従来のロボット競技をアップデートし、現代の人々のニーズに応え、スポートやエンターテインメントとしての魅力を引き出し、新しいロボット競技や観戦のあり方を示しています。ロボットスポーツは、これまでのロボット競技がつくりあげてきた基盤の上に、新たな地平を切り開くものです。教育や研究目的の枠組みを越えて、スポーツやエンターテインメントとして魅力のあるロボット競技の新しい姿を示し、アマチュアからプロまで幅広い競技形態や観戦のあり方を作り上げていく構想です。新たな競技の開発も積極的に促し、産業として発展することも目指します。 誰でも自由に楽しく 教育や研究目的の枠組みを超えて、スポーツやエンターテインメントとして自由にロボット競技を楽しめる機会と環境を作ります。年齢や性の差、地域や国籍の違い、障害の有無などに関わらず、競技と観戦を存分に楽しめる社会を理想とします。 スポーツとして ロボットスポーツは、スポーツの要素である「遊び、競争、運動」の全てを含む上に、知的な活動を総動員するゲームであり、人間的な成長や仲間との絆を深める活動です。「する」「みる」「ささえる」スポーツの魅力を全て備えています。 エンタメとして エンターテインメントとして ロボットスポーツは、エンターテインメントとしての魅力に溢れたコンテンツです。技術を競い、戦略を用い、スリリングな展開が続くゲームは、競技者や関わる人たちのドラマとも相まって、見る人々を魅了し、熱狂させます。 コミュニティを形成 これまでのロボット競技は、各競技における閉じられたコミュニティを基本にしており、競技間の人や技術の交流は限定的でした。ロボットスポーツでは、幅広いステークホルダーが切磋琢磨し支え合う多様なコミュニティの形成を目指します。 アマチュアからプロまで 教育や研究目的のロボット競技では、学生やアマチュアが中心であり、ロボット競技を職業として選択する道は閉ざされています。ロボットスポーツでは、一般のスポーツと同様にプロフェッショナルなキャリア形成の道も切り拓きます。 社会とのつながり ロボットという最先端の科学技術を扱う活動であり、ロボットスポーツはスポーツやエンターテインメントにとどまらず、社会や文化、人々の生活にも関わりを持つことを自覚しています。文化を尊重し、社会とのつながりを大切にします。 ロボットスポーツの3つの原則 RSAでは、ロボットスポーツを推進する上で守るべき3つの原則を定めています。 第1原則 Players First 全てはロボットスポーツの競技者とファンのために 競技者が純粋に競技を楽しみ、観戦者が応援で熱狂できる環境構築を最優先にします。全てはアスリートとファンのために。 第2原則 Robotic Sports for All 誰もがロボットスポーツを楽しめる機会と環境をつくること 多種多様な人たちが、様々な違いや差を乗り越えて、自由自在に楽しめる機会や環境をつくることは、私達の大事な使命です。 第3原則 For Peace and Friendship 平和利用を守り、フェアプレイ精神と友情を育むこと スポーツは、社会と深く繋がっていることを自覚しています。勝ち負けも大事だけど、もっと大事なこともあると考えています。